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記事名: 六月の海

あごあご

海との共生を願う私たちの前浜にも、生態系の変化があらわれてきているのでしょうか、先月に続き、6月も全体的になかなか水揚げが増えない状況にあります。水いか(アオリイカ)については、少しながら増えてきています。先月は型が大きくなり、小型のものは入らないだろうと考えていましたが、今月中旬から再度小型のものも入りだし、現在も入り続けています。

水いかは需要に対して供給できないくらい原料不足であり、商品の「水いか一夜干し」は平成長崎俵物に認定されてからというもの売上が伸びており直ぐに在庫がなくなります。ここ最近は製造した分だけ発送していく様な状況です。

あじあじ

「アジ」、これも私たち漁協の加工場としては喉から手が出るほど欲しい魚。しかし、網に入ったら地元の魚屋さんとの取り合いになっています。それほど有川では貴重な魚種となりました。

アジの水揚げは年々減少しており、ここ2・3年は極端に少なくなっています。これも温暖化による海流変化や遠洋での乱獲が影響しているのでしょうか。以前はアジの原料が豊富でしたので、加工する側が原料を取ったり、取らなかったりの調整が出来たのですが、今は今日ある原料をとらないと明日にはないかもしれないという原料不足になっています。魚屋さんだけでなく、もちろん水産加工場、蒲鉾など地元はアジを好む地域でもありますので、アジが入る日はみんなの目が違います。

そして、今の時期から水揚げされるのが「あご」、秋に比べ春に漁獲されるあごは、型も大きく刺身や練り製品にします。加工場ではこのアゴを開きにし薄塩に仕上げて干していきます。

ひらめの稚魚放流ひらめの稚魚放流

また、今月は資源の保護や地元水産業の発展の為、ヒラメ、カサゴの稚魚を各15,000尾ずつ放流しました。カサゴの大きさは70~80mmあり藻や岩場が多い場所に、ヒラメは80~120mmあり砂地へ各地域に丁寧に海に放つと力強く泳いでいきました。

地元の人に聞くと放流したヒラメは戻ってきている様です。区別すると放流したヒラメは色に多少の違いがありわかるそうです(放流したヒラメは黒っぽい)。今年放流した稚魚も戻ってきてくれる事を期待しています。