
今月から春網(小型定置網)に替わり有川漁業団による大型定置網漁業が始まります。お盆を過ぎた辺りから漁業団員が徐々に網を入れる準備をしていきます。
やはりこの時期になると血湧き肉躍るではありませんが、有川の町の中でも特に漁協の周りでは雰囲気がガラリと変わり、「おっ、定置が始まるか!」と町に俄然活気が出てきます。特に今年はお盆を過ぎると、涼しい風が吹き始め、残暑どころか初秋のような肌寒い天気が続いており、何かが網にはいるような風が吹いています。

有川漁業団が網を入れる場所は全体で8統{前網(マエアミ)、継子(ままこ)1号・2号、野首(ノクビ)、松ヶ崎(マツガサキ)1号・2号、大和田(オオワダ)、小手(コデ)}ありますが、全てを入れてしまうのはまだ先になります。8月下旬に網を入れている場所は継子1号のみになりますが、「あご(飛魚)」の好漁場になり、昨年同様に今年もあごの豊漁を期待する漁場です。この継子ですが私どもが加工する商品名にも「継子」を付けております。「ままこ(味付き焼あご)」の商品ですが、あご(飛魚)が良く漁獲される漁場の名前を取り、他の同じ様な商品と差別化を図っています。

型定置網が始まり、早速水揚場を覗いたところ、シイラ、アジ、カマス(小)、ネリ(小)がありますが、いつもならこの時期に水揚げされる「あご」は残念ながら、この日は網には入っておりませんでした。シイラは地元では別名「マンビキ」とも呼ばれます。シイラが水揚げされる時は10匹とか100匹ではなく、万単位で網に入ることから「マンビキ」と呼ばれ、その水揚げされる膨大な量からネコも食べないとも言われ「ネコマタギ」とも呼ばれています。今月は大型定置網の操業が下旬からの短い期間でありましたが、来月は豊漁の報告ができると確信しております。