
9月と言えば「あご」、上旬は水揚げも好調だったのですが、何しろ型が小さい。昨年は逆に型は大きかったのですが、今年は小さい型が多い。そして、大きくならないまま途中から全く網に入らなくなりました。あごが入りそうな風が吹いても入らず、漁期は10月上旬までありますが、今月いっぱいで終わりそうな気配です。水揚げ量から言えば昨年の約3分の1でしょうか、有川だけでなく、他の地域もあごに関しては昨年よりも悪いようです。
こうした人知の呼ばない部分が、海と暮らす宿命であり、自然と生きるロマンでもあります。

しかし、有川漁業団の大型定置網の水揚げは好調です。あごは入りませんが、マンビキ(シイラ)が継続して入っており、今月上旬は型が小さかったカマスも下旬からは大きくなり、水揚げもかなり良いです。カマスがこの時期で大きくなるのは少し早い気がしますが、脂がのってくるのはもう少し後になるでしょう。
今月はいろんな魚種がありますね、毎日ではありませんが1日に1本から5本程水揚げされる「バレン」、地元ではバレンと言いますが正式名称は芭蕉カジキといいます。背びれが芭蕉の葉に似てることから、そう呼ばれています。有川で獲れるバレンは重さが約20kg~30kgでそれほど大きくはありません。
芭蕉カジキ
他にはクロムツ、型は少し小さいですが脂があります。今まではクロムツは獲れても数十kgだったり今日獲れたら明日からはパッタリ獲れなくなったりと、水揚げ量を期待する魚ではなかったのですが、今年は毎日続けて網に入っています。主に有川湾の漁業団の定置網ではなく、有川町漁協の自営定置網で獲れています。
今年の海は例年よりもおかしい気がします。今、カマスがこんなに多いと一番脂がのる時期にカマスはあるのだろうか?と不安になります。加工関係者も今獲るべきなのか、もう少し待ってもまだ獲れるのかという難しい判断に迷っています。
来月からは例年通りだと水いか、今月と同じくカマス、マンビキが水揚げされます。今月同様の豊漁を期待しています。
