
今月はアジの漁が復活しました。これを待っていたのです!今のアジは脂がのっていて最高に美味しい、開き干しにしても「これが旬の魚だ」と感じるくらいに美味い。有川湾で獲れるアジは、大型は少なく、小型(約120g)が多いのが特徴ですが、脂のノリは天下一品であり、地元もこの小型のアジが大好きです。
例年であれば7月までアジは漁獲されますので、出来るだけ多く水揚げが続いて欲しいものです。ただ、昨年に比べると約半分程しか水揚げされておらず、年々減少傾向にあるのは間違いないようです。

しかしながら、この状況にも関わらず魚価は一向に上がりません。以前は魚が減ると魚価は上がり、魚が増えると魚価は下がるという傾向だったのですが、最近は魚が多くても少なくても低迷したままで、漁師が生活できない状況です。
先月に比べ減り続けているものがあります、水イカ(アオリイカ)です。先月は多い時には150kg程の水揚げがあったのですが、今月になると半分以下まで減少している感じです。水イカの漁はこれからまだ少なくなります。暑い夏が過ぎて涼しい風が吹き始めると、肉厚の水イカが増えてきます。この時は大型定置網操業が始まっていますので、秋の水イカについてはその時に話す事にしますね。

そして、先月の漁獲量の少なさを挽回しているのが角あごですね。コンスタントに毎日水揚げされています。ただ、昨年の同時期に比べるとかなり型が大きく、通常は1kgあたりで4匹ですが、今年は1kgあたり3匹なのです。一瞬見ただけで昨年よりもかなり大きいと思った程ビッグサイズです。この角あごも、まだまだ水揚げして欲しい魚なのですが、こちらも徐々に水揚げ量が減り始め、秋に小型のあごと入れ替わります。
有川湾は風の向きが重要でこれが水揚げ量に影響します。北からの涼しい風が吹くと水揚げ量が増え、南からの暖かい風が吹くと逆に減るのです。夏の暑い時期は北からの風が吹かず、この季節が一番水揚げ量が少ないのですが、これは自然現象ですので私達のチカラではどうすることも出来ません。
7月になると夏本番になり海水浴などの観光客は増えますが、水揚げ量も思いっきり増えて欲しいものです。7月の大漁を祈願します。
