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記事名: 十二月の海

スルメ水揚げ

今月まず来たのがサンマでした。漢字では「秋刀魚」と書きますが、有川では冬から春にかけて水揚げされる魚です。また、「月夜間」の時にドッと網に入る事が多く、12月2日、旧暦では10月16日の大潮から約10日間サンマの大漁が続きました。

有川のサンマは大半が脂の抜けたものですが、市場でも加工向けの商品としての需要があり、地元でも味醂干しや昆布〆、甘露煮等と年輩の女性の方には大人気の魚です。その一方でサワラ、ブリを狙う一本釣りのエサとしても漁師に需要があります。当然サンマが増えた期間は、これを追ってかブリ、ヒラマサが比例して多く網に入りました。

スルメイカ

12月~2月の季節風と言えば「北西の風」、大陸からの冷たい風が吹くとスルメイカが有川湾にやって来ます。実際、15日以降は北西の風が多く絶好のスルメ日和でした。9月~4月まで続く冬網の最大の狙いは「スルメ漁」であり、これが正月前に来た事で漁師達も一安心といったところでしょうか。

9月の水揚げ量の低迷から始まり、10・11月の大時化による網の被害…と、全く良いところがありませんでしたが今月スルメイカが大漁に網に入った事で、何とか挽回した感じです。

マンボウ

また、思わず目を疑う程のビッグな魚が水揚げされました。それは「マンボウ」なのですが、船上から吊り上げられていく姿を見ていると何だか鳥肌がたちそうなくらい巨大なマンボウです。

マンボウは皮のところは湯がいて酢みそ等で食べたりしますが、これにはコラーゲンがたっぷりですので、好んで食べる方もいます。身も美味しいのですが、小腸も美味です。この巨大マンボウは、漁師のおかずとなりました。

さて、年明けてから1月が勝負の月ですが、12月の勢いをそのままに2010年が良いスタートが出来るよう祈ります。