
3月と言えば大型定置網操業が終了する月であり、それと入れ替わりに個人経営の定置網操業が始まります。
何とか最後の追い込みをしたい3月なのですが、操業ができない程の強風で、海も大荒れの日が多く最後の最後まで思うようにいかない事が続きました。今月はこの大時化の為にフェリーも数日間欠航する程、五島の海は荒れに荒れていたのです。海が荒れると、定置網に被害が出るときもあるのですが、今月は被害もなかったのが幸いしました。

冬の旬であったスルメイカは暖かくなり、春が近づくにつれ水揚げ量も少なくなります。その中でも、5kg級以上の鰆(サワラ)が何本も網に入ったり、そして、天然ブリや真鯛等が荷捌き所を賑わせます。鰆は文字通り今が旬でありますが、脂がのった大型サイズには高値がつきます。

昨年の秋から始まった有川の風物詩、大型定置網操業期間は約8ヶ月ですが本当に例年と比べると水揚げ量が少なく、あご(飛魚)、シイラ、水いか(アオリイカ)、かます、スルメイカと主体になるものばかりが激減し、漁師や漁協、取引業者ともに頭の痛い日々が続きました。水揚げ量が少ないから魚価が2倍、3倍と跳ね上がるという訳でもありません。一番末端の漁師が少しでも潤うような水揚げ量や魚価の安定ができないものかと思います。
さて、平成21年度も終わり新年度を迎え春網が始まります。今からはアジ、あご(大型の飛魚)が水揚げされます。良いスタートダッシュができますように・・・。