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記事名: 五月の海

サンマ

最近になってやっと暖かくなってきました。そんな中5月3日~5日の3日間では時季はずれのサンマが約8トン水揚げされました。逆に旬を迎えるべきカワハギ等は増えてこず、異常気象もここのところ定着し、これが通常の天候なのでしょうか?

今月の後半は時化が続き漁に出る事ができず、9日間も網持ちをしていないとなれば、5月の水揚げ量が上がらないのは当然でしょう。その様な状況ですので、お話のネタに苦しんでいます。

アワビ

それでも、1つだけあげるとすれば毎年この時期に始まる素潜り漁でしょうか。潜る人も、「また資源が減った」と言いますが、いざ蓋を開けてみれば、「まだまだ捨てたもんじゃない」と思う程のアワビ、サザエ、ミナ〔ニーナ貝〕の水揚げがあります。アワビに関しましては昨年に比べると相場の方も1,000円程高めで、この不景気の中にあっても需要があるのを実感します。我々には仕事で何気なしに取り扱う機会が多いものの口に入ることは残念ながらまずありません。

先月話しましたカワハギについては、1生産者で約1トンの水揚げがあると話しましたが残念ながら今月はありませんでした。この時期のカワハギは、肥えているものや痩せているものが混ざって水揚げされます。地元ではカワハギの事をゴベと呼び、痩せているカワハギを「ヤセゴベ」と呼んでいます。

アジ

さて、来月の6月と言えば、「アジ」が増えてくる月です。今月も少量ながら網に入っていましたが、本番は来月からですね。有川湾で漁獲されるアジでは大型は少なく、1尾あたりが120g~130gの型が主流となります。しかし、小型なのですが味の方は自信を持ってオススメできます。やはり、有川湾にはエサとなる小魚が豊富で、しかも、適度な荒波で身が締まるのでしょう。地元の方達も有川湾の味が大好きなのです。

また、平成長崎俵物の「水イカ一夜干し」を始め、角あご、カワハギ、アジと五島列島・有川湾の旬のうまい魚を知っている全国の方々へ、少しでも早く食卓に届くように1日の終わりに海を眺めては、明日の豊漁を祈るばかりです。