
春網は昨年と同様、上旬にアジが好調でした。中旬にかけて水揚げ量が減りつつある中16日に梅雨が明け暑さも一気に増しました。
その後18日には2kg型のカンパチが100本程水揚げされ、今後にかなり期待が高まりました。カンパチと言えば照り上がった日、しかも尤度機に多く獲れる事があり漁師さんも「朝はおらんでも、夕方にはおるばい」と言って操業に出ました。しかし、これもこの時だけで漁は続かなかったのです。そんな状況もあり、今月早めに2ヶ所の網を切り上げました。

春網の水揚げ量、水揚げ高が減少する中で、一本釣りの漁師さんが頑張っています。初夏から獲れるイトヨリダイは昨年と比べて16倍増、また、この時期に旬を迎えイサキに「おいても好調だった昨年を上回る60%増と、この猛暑が続く中に海へ出て漁をしている漁師さんは本当にタフです!
さて、これから大型定置網漁業が始まりますが秋の目玉はやはり「あご(飛魚)」。春網の時期に大型あごの水揚げ量が秋漁のあごの水揚げ量を左右すると言われています。その大型あごの今年の水揚げ量は昨年の約4割と激減しているので、少し不安ではありますが…。

しかし、夏の時期の暑さが秋冬の水揚げに影響するとも言われているのです。昔から、夏が暑ければ暑い程、あご(飛魚)が豊漁になると言われており、確かに昨年の夏はそれ程暑くなく、あごの水揚げ量も激減しました。しかし、今年は全国的に五島も例外ではなく、やはり全国的に猛暑!と言うことは、今年のあご漁は期待大と言えるかも知れません。
秋から始まる大型定置網漁業も昨年同様かもしくは少し早めに定置網を入れる話もあります。これは、長崎全域のあご加工業者の冷凍庫には原料のストックがなく、魚価がかなり高いと予想されており、少量の水揚げ量でも水揚げ高が上がるので、獲れ始めから一斉に取り合いになる為です。
有川町漁協だけではなく、どこも喉から手が出る程欲しい「あご」ですが、今年は大漁が続き、魚価が安定して美味しいあごだしが全国の食卓でご利用できるよう豊漁を祈っています