
地元では「盆北」と言う言葉があります。お盆の頃に北風が吹き始めることで、この頃に二船曳のあご漁も幕が開きます。今月は25日を過ぎる頃、やっと北風に変わりましたが、昔と比べると少々遅いでようです。
暑さはまだまだ続いていますが、海の中はもう秋の気配を感じてか、カマス、シイラ、バレン(芭蕉カジキ)、ダツといった魚が見え始めました。
昨年は過去2年の不漁による、あご相場の高騰で加工業者にとっては痛手の年でありましたが、今年は順調に水揚げが続いて豊漁であって欲しいと願っています。

あご漁が豊漁になるには2つのポイントがあります。1つは上記でも述べた「風」ですが、もう1つは「シイラ」であります。有川湾でシイラと言えば10月頃がピークの魚であるにも関わらず、今年は既に1日/2トン以上の水揚げが連日続いています。その為、せっかく網に入ったあごもシイラに追いやられてしまうのです。あごだしが密かなブームとなりそうな気配なのですが、あご加工業者も潤う漁になって欲しいと思います。

また、カマスも小型ではありますが水揚げされています。この中に混ざって大型も入っていますが、脂がのってくるのは10月下旬~11月上旬頃になります。残念ながらこの時期のカマスは小型である為に売り先が無く、養殖業者への餌料として販売されています。その他にアジ子も混ざっていますが、これは地元の蒲鉾業者などへ販売します。
9月もこのままあご漁が絶好調である事はもとより、あごだけに限らず他の魚種も豊漁であって欲しいと思います。